BTSのジミンが自身のロールモデルとしているテヤンとコラボするということで、話題になっています。
1月4日のThe Black Labelの発表によると、テヤンは1月13日午後2時に音楽サービスを通じて新しいデジタルシングル「VIBE(Feat. Jimin of BTS)」を発売予定です。
テヤン(本名トン・ヨンべ)はBIGBANGでメインボーカルを務めていました。
韓国での活動名テヤンは「太陽」という意味。
日本ではSOLという活動名で親しまれていました。
特技の日本語はとても堪能で、日本のテレビ番組などではほぼ通訳なしでも内容を理解して会話できる姿を見せています。
ソロ曲「1AM」のMVで共演した女優ミン・ヒョリン18年2月に結婚し、2021年12月のは男の子が誕生。
昨年末、16年間在籍したYGエンターテイメントを離れ、1TYM出身のプロデューサーであるTEDDYが率いるThe Black Labelで新たなスタートを切りました。
テヤンのカムバックはなんと6年ぶりです。
2008年に「Hot」をリリースし、「Only Look At Me」で強烈なインパクトを残したテヤンは2009年にシングル「WHEDDING DRESS」、2010年には1stアルバム「Soler」のタイトル曲「I Need A Girl(Feat. G-DRAGON)」、2013年にシングル「RINGA LINGA」、2014年には2ndアルバム「RISE」のタイトル曲「EYES, NOSE, LIPS」のすべての楽曲で国内外のチャート1位を獲得し、K-POPを代表するボーカルとしての位置を築きました。
しかし、2017年に3rdアルバム「WHITE NIGHT」をリリースして以降、2018年にBIGBANGのシングル「FLOWER LOAD」や2022年の「Still Life」のリリース以外に公式的な活動がなく、今回のシングルはファン待望のものとなっています。
所属事務所側は
テヤンがソロアーティストとして6年ぶりに「テヤン」というジャンルをより強固なものにする新たな旅を始めるだろう
と明らかにしました。
何より期待されるのはフィーチャリングで参加したジミンと魅せる新たな魅力です。
ジミンは2013年にBTSのメンバーとしてデビューして以来成長を重ね、21世紀のポップアイコンとして君臨しました。
テヤンもジミンもはっきりとした声の輪郭を持ち、替わりが効かない音色を出すことのできるボーカリストとして評価されている歌手であるだけに、2人の初となるコラボレーションに対して国内外の音楽ファンの期待は最高潮に達しています。
また、ずば抜けたパフォーマンス力を兼ね備えた2人のコラボという点でも期待できます。
BIGBANGのメインダンサーでもあったテヤンは、身長はそれほど高くありませんが広いステージを一気に自分のものにしてしまう強い存在感を持っています。
2013年のMAMAで披露した「RINGA LINGA」や2014年のMAMAでG-DORAGONと組んだユニットGD×TAEYANGが繰り広げた「GOOD BOY」のステージは、10年近く経った今見ても色あせません。
一方、中学3年でダンスを始めたジミンは釜山芸高に主席入学するほどの才能あふれるダンサーです。
デビュー後は卓越したパフォーマンス能力で注目されました。
2015年のMBC歌謡大祭典で神話の「Perfect Man」をカバーしたステージや、2016年にリリースしたBTS「FIRE」のMVなど様々な場面でセンターとして活躍し、「オレンジ髪の子」「3分30秒の子」などというキーワードで話題に。
2018年のメロンミュージックアワードで扇を持ったパフォーマンスをしたことでも話題を呼びました。
そんなジミンは今回のテヤンとのコラボで、デビュー10年目にして「成功したオタク」になりました。
というのも、ジミンは2013年6月、ソウル江南区清潭洞のイルジアートホールで開催されたBTSのデビューショーケースで、ロールモデルは誰かという質問に
BIGBANGのテヤンを尊敬している。是非一度同じ舞台に立ちたい
と答えているのです。
その後もジミンはあるテレビ番組で自分の考えを身体で表現することに魅力を感じたという話の中で、
ダンスといえばテヤン先輩を思い浮かべる方も多い。僕はダンスをして他の人と様々なものを共有できることが幸せだ。いつかはダンスといえばBTSのジミン、と言ってもらえるような歌手になりたい
と明らかに。
その他の番組でもテヤンに対する尊敬を表しています。
ジミンは2013年9月にSBSで放送された「新人王BTS」で「Only Look At Me」を歌ったり、2014年にもあるステージで「EYES, NOSE, LIPS」を熱唱したりしています。
また、2020年にはBTSのリアリティ番組「IN THE SOOP」など独自のコンテンツを通じて複数回、「WHEDDING DRESS」をピアノで演奏する姿を見せていました。
長期間ロールモデルとして憧れてきたテヤンと共演を果たした「VIBE」で、ジミンがどのような声を聞かせてくれるのか期待が高まります。